点字ブロック上のQRコードを読んでみた

テクノロジー

パソコンレッスンのため、毎週明治神宮前駅に訪れていますが、駅の点字ブロックに貼られているQRコードがなんなのか、ずっと気になっていました。

なんのためのQRコード?

最初は原宿近辺の情報が載ってるサイトにでも飛ぶのかなあ、なんて思っていたのですが、読んでみたら謎のコード?が検索されました。

調べてみると、どうやら視覚障害のある方のためのQRコード、らしい。
(駅構内に紹介ポスターが貼られているのにも気づきました)

目の不自由な方がどうやってQRコードの場所を把握するんだ?
と疑問に思いましたが、スマホアプリを使うとのこと。

駅構内の点字ブロック上またはその付近にQRコードを設置し、「shikAI」アプリでそのQRコードを読み取ることで、現在地から目的地までの駅構内の移動ルートを導き出し、音声で進む方向や距離を伝えることで目的地までご案内します


引用元:https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews210118_g01.pdf

要は、アプリを起動し、足元に向けながら歩くことで、移動をナビしてくれる仕組みらしいです。
なるほど!!すごい!!

このアプリはTokyo Metro Accelerator 2016というイベントから生まれたようで、2017年から実用化に向けて開発が進められてきたようです。
そしてついに2021年1月27日にアプリ「shikAI」が公開されたとのこと!意外と新しかったんだ

アプリは視覚障害者の方専用

ナイスアイデアだし、「shikAI」(視界/AI)というネーミングもイケてますね◎
私も使えるのかな?と思ってアプリをダウンロードしてみたのですが、視覚障害者の方専用のアプリらしく、使うためには歩行指導を受講し、事前登録を行う必要があるとのことでした。
確かに、いきなり一人で使うのは難しそうですもんね。

使い心地や、実際の使用数ってどのくらいなのかも気になります。
これからもどんどん改良されていくのではないかな、と注目したいところです!

ちなみに、現在はiPhone用アプリのみ、とのこと。
iPhoneのシェアの方が大きからとのことです。これからAndroid向けにも開発されるのかな?

思ったこと

何気なく読んでみたQRコードだったけど、知らなかったことをたくさん知れてよかった!

QRコードの読み込みパワー

まず、立ってスマホを持つ高さから地面のQRコードを読めることに驚きました。
少し欠損していてもQRコード自身で補正して読み込めるということは知っていましたが、結構な距離にも耐えられると知って驚きました!

怪我やトラブルが起きないといいな

片手には白杖を持って、片手にはスマホ、と両手が塞がるので、怪我やトラブルに繋がらないといいなあと思いました。
スマホではなく、ターバンやメガネ状のもので読み取れたらもっといいかも!と感じました。

メンテナンス大事かも

毎日人の行き交う駅構内なので、すり減ったり汚れたりが結構あるだろうなと思います。
たまに地面にゴミやガムが張り付いていることがありますが、このQRコードにそのようなことが起きないことを願います。点字ブロック同様大切に扱いましょう!

LiNKX | shikAI(視界/シカイ)
「shikAI」は、点字ブロックに表示したQRコードをスマートフォンで読み取ることで、目的地まで正確な移動ルートで誘導する音声ナビゲーションシステムです。

↑実証実験の動画も視聴できます。

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